風邪、学校感染症
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風邪、学校感染症

小児の上気道炎(かぜ)の約80~90%は、ライノウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、コロナウイルスなどのウイルス感染が原因です。複数のウイルスの感染が同時に起こっている場合もあります。
飛沫・接触感染で鼻やのどに炎症を起こし、発熱、鼻水、咳、喉の痛みを引き起こします。多くは1週間程度で自然に治りますが、二次的な細菌感染に注意が必要です。
ほとんどの原因を占め、抗生物質は効きません。
主な原因ウイルスは、ライノウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、パラインフルエンザウイルス、インフルエンザウイルス、コロナウイルスなどです。
10%程度で、肺炎球菌やインフルエンザ菌、溶連菌などが原因となる場合があります。
ウイルス性の風邪の場合には抗生剤は効かないので必要ありません。風邪の原因のほとんどがウイルス性であることを理解すると、「風邪=抗生剤」という考え方は間違っています。逆に明らかに細菌感染が疑われる場合は抗生剤が必要となります。抗生剤の処方がある時は最後まで飲みきってください。用法と容量、内服日数を必ず守り、かならず飲みきるようにしてください。自己判断による抗生剤の内服や、中途半端に抗生剤の使用を中止してしまうと、抗生剤の効かない細菌(耐性菌)を作る可能性があります。
鼻水は吸い込む空気の温度や湿度を調節したり、風邪や花粉症の時に、体に侵入したウイルスや花粉を追い出すため鼻水を出します。くしゃみやせきも同様です。これらは、ウイルスや花粉を体の外に出そうとする体の防御反応ということになります。
したがって基本的に鼻水を止める薬は必ず必要であるというわけではありません。特にお子さんの場合は、薬の副作用リスク(眠気や喉の渇きなど)や、鼻水を薬で止めるとドロドロになり排出されにくくなる点に注意が必要です。
また特に風邪の時の鼻水についてはアレルギー性の鼻水と異なり抗ヒスタミン薬は基本的には効きにくいことが多い。
急性副鼻腔炎の治療ガイドラインでは「鼻吸引」は「医学的な根拠は乏しいが経験的に推奨する」ということになっています。小さいお子さんで、鼻水が多くて眠れない、ミルクが飲めない場合には、一時的に症状を改善し、ミルクを飲みやすくしたり、睡眠をとれる様に、適度に吸引するぐらいが無難です。ただ鼻づまりの時は、鼻の粘膜が腫れている場合が多く、過度の吸引は症状を悪化させる可能性もあるので注意が必要です。
小児が学校保健安全法で定められた感染症にかかった場合、医師による「治癒証明書(または登園・登校許可書)」が必要です。園や学校の指定用紙を医療機関に持参してください。指定用紙がない場合は当クリニックでご用意しているものとなります。
集団生活で流行を防ぐため、以下の病気にかかった場合は医師の許可が必要となります。
医師による意見書が必要になる主な感染症(感染しやすい期間と出席停止の基準)
医師の診断を受け、保護者が登園・登校届を記入することが考えられる感染症(感染しやすい期間と登園・登校の目安)
